2021 年 52 巻 6 号 p. 557-563
筑波大学の取り組みを2つに分けて報告する. 第1部では, 筑波大学と茨城県立医療大学の大学間連携教育プログラムであるインタープロフェッショナル演習を紹介する. COVID-19パンデミック前は, この演習はTBL (Team-based learning) の方法を用いて大会議室で行っていた. パンデミック後はこれをオンライン (Zoom使用) で実施した. オンライン実施により変更した点は以下の5点 ; (1)教員会議のオンライン化, (2)資料の事前配布, (3)Googleフォームを用いたテスト, (4)ブレイクアウト機能を用いたグループワーク, (5)Googleドキュメントを用いた同時編集, であった. 今後は, オンラインの多職種連携教育プログラムだからこそできる新たな教育方法の可能性を検討していきたい.