衛生動物
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クサニクバエ幼虫による新生児の耳蠅症について
金子 清俊天野 甲子穂窪田 公子細川 彰
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1968 年 19 巻 4 号 p. 248-252

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抄録
某産婦人科医院で分娩した新生児の耳から計8匹のクサニクバエ幼虫を得た.この耳蝿症の報告は1945年以来, 本邦での初めての記録である.1)患者が生後1日目の新生児で, 記録としては最年少者である点注目に価する.2)クサニクバエParasarcophaga harpaxを原因とする蝿症は世界で最初である.3)蝿幼虫の侵入経路としては, 新生児の外耳道にあつた凝血または羊水に誘引されたクサニクバエが幼虫を産出したものと想像する.
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© 1968 日本衛生動物学会
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