日本微生物資源学会誌
Online ISSN : 2759-2006
Print ISSN : 1342-4041
原著論文
BSL 3の保存細菌株の病原因子を迅速に確認するカクテルPCR-DNA クロマト法
江崎 孝行金澤 泉林 佐代子林 将大エルデソキー イブラヒム福永 肇
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2016 年 32 巻 2 号 p. 123-131

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抄録

BSL3の細菌の分譲にあたって分譲株が不安定な病原性因子を保有しているかどうかの情報が要求される.多種類にわたる菌種の病原因子を確認し,分譲することは少数のスタッフで運営されている分譲業務には大きな負担になる.我々は最大6種類のプライマーにTagをつけ,一本のPCRチューブ内で増幅するカクテルプライマー増幅法を作成し,増幅産物をDNA-Strip上にプリントしたAnti-Tagに結合させ,3本の位置マーカー情報と対比させ,増幅産物を目視判定する方法を作成した.この方法で単一集落からPCR産物の目視判定まで40分以内でBSL3の病原体の病原因子の有無を判定する方法を確立した.

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© 2016 日本微生物資源学会
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