抄録
本稿では,新学術領域「計算解剖学」におけるこれまでの筆者らの研究成果から得られた新しい知見「メタ解剖情報」について紹介する.また,実空間から仮想化空間,仮想化空間から実空間,そして,再度実空間から仮想化空間への循環についても議論するとともに,それを可能とする三次元プリンタについても紹介する.大規模画像データベースに基づく腹部CT画像からの複数臓器領域自動抽出,腹部動脈静脈への解剖学的名称自動付与,メタ解剖情報提示,腹腔鏡手術ナビゲーション,三次元プリンタによるメタ解剖情報空間循環などについて概説する.