Medical Imaging Technology
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特集/システム開発論文
差分処理を用いた胸部CT画像上におけるすりガラス陰影の領域抽出
橘 理恵平野 靖徐 睿木戸 尚治金 亨燮
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2014 年 32 巻 3 号 p. 196-202

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抄録
胸部CT画像における肺腫瘍の中でも,すりガラス状陰影(ground glass opacity: GGO)を呈する腫瘍は良悪性鑑別が困難であるため経過観察されることが多い.この経過観察においては大きさの変化が診断の重要な指標のひとつとなる.そこで,本研究ではGGOを呈する腫瘍の領域をCT画像上から抽出する手法を提案する.GGOの中でも特に充実部を含まないpure GGOは二値化をベースとした抽出手法でのCT値に対する閾値を決めることが大変困難である.そのため,本手法ではシグモイド関数を用いて腫瘍を強調したのち,腫瘍のないスライスを背景とした背景差分処理を行うことで腫瘍の大まかな領域を抽出し,その後モルフォロジ処理等を用いて最終腫瘍領域の抽出を行った.LIDC(The Lung Image Database Consortium)の症例の中からGGOを呈する腫瘍を選択し,それらを用いて本手法の有用性を検討した結果を報告する.
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© 2014 日本医用画像工学会
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