2016 年 34 巻 3 号 p. 151-156
多元計算解剖学(研究課題群A03)の展開では,他の計画班が構築してきた空間軸,時間軸,機能軸,病理軸に拡張した多元的なデータを外科治療・診断・生体医工学分野へと展開することを目的としている.これにより高度に知能化された診断・治療法を実現するとともに,応用分野へと展開することにより新たに得られた知見を,基礎研究グループ(研究課題群A01,A02)へとフィードバックする.本稿では,この3分野への展開研究の概要およびこれまでの成果の一部について解説する.