Medical Imaging Technology
Online ISSN : 2185-3193
Print ISSN : 0288-450X
ISSN-L : 0288-450X
講座
目標曲面上への写像に基づく臓器表面モデル間の対応付け
宮内 翔子諸岡 健一
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 36 巻 4 号 p. 203-206

詳細
抄録
臓器統計形状モデル構築に必要不可欠なモデル間の対応付け手法として,写像に基づく臓器モデル間の対応付け手法がある.異なる個体から作成された臓器モデルすべてを,形状が単純な共通の曲面上に写像することで,異なるモデルを同一曲面上で扱える.この同一曲面上で対応付けを行うことで,特に形状が複雑なモデルを直接扱うよりも,対応付け問題を解きやすくなる.本稿では,曲面上に写像した結果を用いて,信頼性の高い臓器モデル間の対応付けを効率的に行うために,写像法が満たすべき4つの要求を示し,各要求との関係を考慮しつつ,さまざまな写像に基づく臓器モデル間の対応付け手法の概要を述べる.
著者関連情報
© 2018 日本医用画像工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top