Medical Imaging Technology
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特集/多元計算解剖学の数理基礎
MRIを用いた人体内部の電気特性の画像化
奈良 高明伏見 幹史
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キーワード: 逆問題, MRI, 電気特性, MREPT
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2020 年 38 巻 3 号 p. 85-90

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抄録

人体内部の電気特性の画像化が新たな診断モダリティーとして期待されている.本稿では通常のMRIスキャナーを用いて人体内部のRF磁場を計測し,導電率および誘電率の三次元分布を画像化する新しい計算解剖学手法について,数理的側面を中心に解説する.はじめにマックスウェル方程式に基づき問題を定式化する.続いて従来法として,電気特性の空間変化が緩やかであるという仮定に基づく標準法,電気特性の空間変化に制限を設けない有限要素法ベースの手法を紹介する.さらにこれらの二手法では,観測磁場の空間2階微分を計算することが必要であり,観測ノイズに影響を受けることを述べた後,空間1階微分の計算と積分計算のみで,人体内部の任意の点の電気特性を陽に再構成できる筆者の提案法について述べる.

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© 2020 日本医用画像工学会
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