Medical Imaging Technology
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特集/認知症の画像診断アップデート
認知症領域における医用画像を用いた機械学習とその問題点
舞草 伯秀
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2022 年 40 巻 3 号 p. 81-87

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抄録

Magnetic resonance image(MRI)によるT1強調画像は,軟組織のコントラストに優れる撮像技術であるため,脳変性を伴うような疾患の診断に多く用いられている.従来は放射線科医師による視覚評価にとどまっていたMRIの臨床利用であるが,近年は工学や情報学の研究者による画像解析技術の発達に伴い,voxel by voxelや解剖学的関心領域内の脳組織の体積を定量的に自動で評価することが可能となった.これにより,多数のデータセットを用いた機械学習への応用が多く報告されている.しかしながら,臨床データである医用画像は,その臨床背景や撮像装置に起因するさまざまな問題が存在するため,それらの理解が必要不可欠である.本稿では認知症領域および構造MRIに着目し,これらの解析法および機械学習への応用例について,また,医用画像を用いた機械学習に存在する問題点について紹介する.

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© 2022 日本医用画像工学会
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