Medical Imaging Technology
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特集/最近の核医学イメージングの応用
核医学セラノスティクス:アスタチン治療への展開
渡部 直史
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2025 年 43 巻 3 号 p. 70-76

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抄録

セラノスティクス(theranostics)は,治療と,診断を一体化させた新しい概念であり,同一の化合物に対して,標識する核種を変えることで画像診断からラジオアイソトープ治療(核医学治療)までを一貫して実施する診断・治療技術である.画像診断においては例えば全身の転移巣における標的分子の発現程度を定量的に確認できるだけでなく,治療効果の予測も可能である.特に創薬においては,診断薬の体内分布から治療薬の最適化を行い,正常臓器への生理的集積を減らすことで,副作用の低減も可能である.治療においては,診断薬と同様にRI標識リガンドを標的部位に分布させ,体内から𝛼線や𝛽線といった飛程の短い放射線でがんに対する治療を行う.日本国内ではサイクロトロンで製造可能なアスタチン(211At)を用いた創薬開発と臨床応用で世界をリードしており,今後の展開が期待される.

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