抄録
医療DXが推進され、業務の効率化、課題解決の手段として活用する取り組みが促進している。一方で、デジタル化が進んでいるものの、現場の要望に即していない面もある。当院では、電子カルテ、透析システム、DWHを導入している。今回、これらを活用して効率化や質の向上を目的とした対応を行ったので報告する。Access のODBC参照機能を用いてシステムテーブルを参照し、それらのデータをAccess上で編集し、現場の要望に則した形式で提供しMDBファイルとして共有した。患者に紐づいて保存できなかった、個々の特有データを保存できた。また、実績を基にした装置点検リストの漏れを後確認するチェックリストや、検査データ結果を用いた、投薬リストを作成し、業務効率の改善に繋がった。システム関連は稼働初期障害が多く、それを回避するために労力が割かれる。コストが発生しない独自システムは、労力が膨大であるが、現場のニーズに即し対応できるメリットは多いと考えられた。