旭中央病院医報
Online ISSN : 2760-7968
Print ISSN : 0285-9017
精神科訪問看護でのがん治療における意思決定支援がん診断から放射線治療終了まで
永岡 行子日下 喜久江
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 47 巻 p. 48-52

詳細
抄録
精神疾患を抱える人の身体合併症治療では、現実検討能力や理解が十分でない場合に治療の選択肢を狭めてしまうことがある。また、生命を脅かす病気の場合は不安や抑うつなどを引き起こし、心理的な問題が生じ易いがん治療においては、精神状態の悪化が予後に影響を与えるといった問題がある。この為、本人の意思決定をどのように支援していくかが課題となる。本研究では、症例をもとに精神科訪問看護でのがん治療における意思決定支援について振り返り、現状と課題について明らかにした。この結果、対象者に関わる支援者が情報や治療方針を共有する中で合意形成を行い、今必要な支援を誰が行うのかを、会議を通して多職種で検討する事が有効であった。一方で、支援者が定期的に情報交換をする会議を実施するには、3 つの課題が示唆された。
著者関連情報
© 2025 地方独立行政法人総合病院国保旭中央病院
前の記事
feedback
Top