理学療法の歩み
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特集:装具と理学療法
プラスチック短下肢装具装着が脳卒中片麻痺者の歩行に及ぼす影響
—最大歩行速度と歩行中の距離的因子について—
阿部 浩明黒後 裕彦伊藤 悟國島 春子山本 幸子
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2003 年 2003 巻 14 号 p. 32-37

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抄録
脳卒中片麻痺者のプラスチック短下肢装具装着の効果について検討するために, 片麻痺者2例を対象に最大歩行速度と歩行中の距離的因子を測定した。距離的因子として重複歩距離, 麻痺側ステップ長,非麻痺側ステップ長を測定し, さらにステップ長左右比, 重複歩距離変動係数, 麻痺側ステップ長変動係数, 非麻痺側ステップ長変動係数を算出した。
最大歩行速度は裸足時と装具装着時でほとんど変わらなかった。装着の影響をステップ長でみると, 裸足時のステップ長が非麻痺側より麻痺側で小さい例は装着により麻痺側ステップ長が増大し, 裸足時ステップ長が麻痺側より非麻痺側で小さい例は装着により非麻痺側ステップ長が増大した。片麻痺者2例とも装着により重複歩距離ならびに非麻痺側ステップ長の変動係数は減少していた。麻痺側ステップ長の変動係数は装着により減少する例としない例とに分かれた。
プラスチック短下肢装具装着の効果を評価する際には, 装着した麻痺側だけではなく, 非麻痺側下肢にも注目する必要があると考えられた。
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© 2003 宮城県理学療法士会
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