理学療法の歩み
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特集:装具と理学療法
脊髄損傷患者に対する交互式歩行装具
—RGO · ARGOを使用して—
長内 孝則五井 潤子竹沢 実
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2003 年 2003 巻 14 号 p. 38-44

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抄録
当院では,脊髄損傷患者の交互歩行獲得を目的にRGO · ARGOを採用し,これまでに合計13例の症例にアプローチしてきた。RGO · ARGOは従来用いてきたLLBと比較して脊髄損傷患者の交互歩行獲得に優れた装具であり, 13例全ての症例が平行棒内での交互歩行が獲得され, 高位脊髄損傷患者も含め12例が平行棒外での歩行まで可能となった。
今回は, 実際の訓練を紹介し, 到達レベルと阻害因子を検証したので報告する。
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© 2003 宮城県理学療法士会
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