理学療法の歩み
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活動報告
理学療法士から広める骨粗鬆症の予防
―骨粗鬆症リエゾンサービスと骨粗鬆症マネージャーの紹介―
水戸 奈津美佐藤 綾香佐藤 明広伊勢田 大地横山 蓮渡邉 好孝
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2021 年 32 巻 1 号 p. 35-40

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抄録

世界保健機関は,「骨粗鬆症は,低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし,骨の脆弱性が増大し,骨折の危険性が増大する疾患である」と定義している。骨粗鬆症は病的な疾患で脆弱性骨折が生じやすくなるため,予防および治療が必要不可欠である。医療法人松田会松田病院では理学療法士が2015年に骨粗鬆症マネージャーを取得し,その後,2018年に院内に骨粗鬆症リエゾン委員会を設立した。委員会では,骨粗鬆症の予防と早期より治療を開始すること,ならびに,治療継続率向上のために骨粗鬆症リエゾンサービスを多職種で連携し実施している。人生100年時代に突入している今,メディカルスタッフは骨粗鬆症による脆弱性骨折の超早期から予防に関わることが重要である。骨粗鬆症の早期発見と治療の重要性を訴求することによって,その身体的効果と社会的な意義を共有し行動できる理学療法士を増やすことが,宮城県民の運動器疾患を減少させることに寄与すると考えている。

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© 2021 宮城県理学療法士会
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