抄録
CF2Cl2の大気中での寿命を求めるために、CF2Cl2の測定を北海道・女満別において1980年10月から1983年3月まで行った。
風向がNWからNの場合の月平均体積混合比がバックグラウンドの変化傾向を表していると考えられたが、この場合の年平均増加率は15 ppt/年 (ppt=10-12)であった。
ここで得られた年増加率と大気放出率のデータ (CMA, 1983) から大気中での寿命は24年 (5年~∞) と計算された。この値は従来推定されてきた値に比較して短かいが、これは1980年、1981年の放出量が多目に見積られているためであると考えられる。