抄録
北陸地方の冬期13か月間の降雪量と高層風の資料から、降雪と対流圏中層のジェットの出現との関係について調べた。統計的なカイ検定によると、両者の間には非常に有意な関係がみられ、ジェットは降雪とほぼ同時刻に降雪域の北側に出現する。しかし、個々の場合、降雪とジェットの出現は必ずしも一対一に対応しない。強い降雪に伴ってジェットが出現した場合について、南北鉛直断面上の平均のジェットの構造を調べた。ジェットの水平スケールは緯度幅4°以下のメソスケールで、風の鉛直プロファイルはジェット高度で超地衡風の性質を示す。