マス・コミュニケーション研究
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■特集 「メディア法」はどこへゆくのか―メディア法研究者の認識
「メディアの法」から「ジャーナリズムの法」へ : 近時の憲法学における理論動向に寄せて(<特集>「メディア法」はどこへゆくのか-メディア法研究者の認識)
駒村 圭吾
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2008 年 72 巻 p. 27-38

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抄録

本報告は,日本マスコミュニケーション学会2007年度春季総会・研究発表会(2007年6月10日)におけるシンポジウム「『メディア法』はどこへゆくのか-メディア法研究者の認識」において,筆者が行った報告内容を原稿化したものである。筆者に与えられたテーマは,メディア法が取り囲まれている環境変化について,憲法を専攻するメディア法研究者の立場から報告せよということであった。同日,登壇された大石泰彦報告,鈴木秀美報告も筆者と同じく憲法を専攻するメディア法研究者であるため,重なる部分もあるが,本報告では,学問複合体であるメディア法(特にマスメディア法)の中でも相当な関与を果たしてきた憲法学の観点から,特に近時の新しい憲法「理論」の動向を補助線に,メディア法の近未来を展望してみたい。

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© 2008 日本マス・コミュニケーション学会
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