アンサンブル
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無限の固体原子の組み込み法と摩擦界面のフォノンエネルギー散逸
梶田 晴司
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2015 年 17 巻 1 号 p. 20-23

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抄録
分子動力学の計算セルに無限個の連成調和振動子表面を接続する方法を開発した.長波長かつ低周波数モードのフォノンがエネルギーを散逸させるため,分子動力学法で固体間の摩擦をシミュレートするには莫大な原子数を計算する必要がある.本手法は無限の固体原子自由度を組み込めるため,フォノンのエネルギー散逸を取り入れた高精度の摩擦シミュレーションが可能となる.
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© 2015 分子シミュレーション研究会
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