日本原子力研究開発機構 システム計算科学センター
2019 年 21 巻 4 号 p. 277-282
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近年の大型並列計算機の発展とともに分子シミュレーションと電子状態計算を統合した第一原理シミュレーショ ンが普及し,国際標準になりつつある.これを用いて,従来では扱えなかった複雑な化学反応動力学や,光吸収 や電磁場応答のような電子状態由来の物性などを対象に,さまざまな応用研究が広まっている.本稿では,密度 汎関数理論およびその基礎となる Kohn-Sham 法について,分子シミュレーションとの接点を少し意識しながら 再考したい.
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