2016 年 66 巻 1 号 p. 1-6
イムノアフィニティーカラム-HPLC法で,タイとベトナムで市販されたコーヒー製品100検体のオクラトキシンA(OTA)とB(OTB)の汚染調査を行った.59検体から0.21~6.20 μg/kgのOTA又はOTBを検出した.EUのOTAの規制値5 μg/kg(焙煎コーヒー)と10 μg/kg(インスタントコーヒー)を超える検体は無かった.OTAの全検体平均濃度は、タイのインスタントコーヒーが2.19 μg/kgで比較的高濃度であった.次いで,ベトナムのレギュラーコーヒー(0.75 μg/kg),タイのレギュラーコーヒー(0.17 μg/kg)であった.