マイコトキシン
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東アフリカにおける肝疾患とかび
板倉 英世山下 裕人瀬戸口 智彦寺尾 英夫神田 哲郎川崎 洋介水沼 武二一言 広諸角 聖和宇慶 朝昭
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1976 年 1976 巻 2 号 p. 22-25

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抄録

肝硬変をはじめそれに関連する肝疾患の発生要因および病変像について,我々はマイコトキシンや肝炎などの観点から実験的に,また病理解剖学的に検索をすすめている.目下,世界的に肝疾患の多発地帯の一つである東アフリカ(ウガンダ,ケニア)において食品に着生する真菌類の分離およびその毒性を検索する一方,肝疾患患者の肝生検や病理解剖をおこなうことによって毒性真菌類の分布や肝炎罹患の実態を疫学的に調査しているが,現在までに得た知見の概略を呈示する.

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© 日本マイコトキシン学会
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