日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
I.総論
2.POCT(point of care-testing)の現状と将来
松尾 収二
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 100 巻 11 号 p. 3175-3181

詳細
抄録
POCT(point of care testing)は,被検者の傍らで検査し,その結果を速やかに診療に活かす検査の仕組みであり,病院,診療所,在宅等いろんな場所で行われている.POCTをより有益なものとするには,測定の担い手である医師,看護師の理解,機器・試薬のメインテナンスやデータ管理のための検査室との連携,そしてPOCTに適した機器,試薬の製造に向けた企業の努力が必要であり,POCコーディネータを中心とした管理運営体制の構築が今後の課題である.
著者関連情報
© 2011 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top