日本内科学会雑誌
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II.各論~注目される新しい検査を中心に~
4.血液疾患 2)血栓・止血検査
矢冨 裕
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2011 年 100 巻 11 号 p. 3240-3246

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抄録
血栓・止血検査は,出血性疾患・血栓性疾患の診断に重要であり,これらの疾患の病態解明に並行して,新しい有用なものが導入されている.とくに,血小板減少による出血性疾患である特発性血小板減少性紫斑病,血栓性血小板減少性紫斑病の検査診断は変わろうとしている.一方,静脈血栓塞栓症において,血栓性素因の評価は重要である.プロテインS欠損症は日本人の先天性血栓性素因の中では最も高頻度に見られ,注目されている.
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© 2011 一般社団法人 日本内科学会
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