名古屋市立大学大学院医学研究科展開医科学分野
2011 年 100 巻 6 号 p. 1599-1606
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
ARDSは,急性呼吸不全で発症するが,高頻度にショックから多臓器不全へと進展する病態である.現在までにARDSに有効な薬剤の報告はない.すなわち,ALIの時点,または,臨床検査などでARDS発症高リスク症例を把握し,早期から呼吸管理と肺血管内皮細胞障害を軽減しうるシベレスタット,アンチトロンビン,活性化プロテインC,およびS-スルホ化Ig Gなどの投与を開始することが重要である.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら