日本内科学会雑誌
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II.リンパ系腫瘍の基本的事項
4.細胞表面形質
増田 亜希子
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2011 年 100 巻 7 号 p. 1807-1816

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抄録

フローサイトメトリー(FCM)を用いた細胞表面抗原検査は,白血病やリンパ腫の診断に欠かせない検査の一つである.急性白血病初発時の診断・病型分類に必須であるだけでなく,寛解導入療法後は微小残存病変(MRD)の評価にも有用である.悪性リンパ腫の場合,FCMと病理組織所見を併用することで,より正確な診断が可能となる.FCMは胸・腹水等の体腔液にも応用できる.FCMを活用するには,代表的な抗原の種類,結果解釈のポイントを理解する必要がある.

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© 2011 一般社団法人 日本内科学会
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