日本内科学会雑誌
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V.評価
3.超音波,MRIによる評価
川尻 真也玉井 慎美上谷 雅孝川上 純
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キーワード: 関節リウマチ, 超音波, MRI
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2012 年 101 巻 10 号 p. 2899-2906

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抄録
関節リウマチ(RA)の予後を改善するためには,早期診断および早期治療介入が不可欠である.超音波およびMRIは,早期の関節病変を高感度に検出することができるため,診断価値が非常に高い.超音波においては滑膜炎の活動性評価,MRIにおいては骨炎(骨髄浮腫)の評価に優れ,それらは関節破壊進行を予測する重要な因子であることが分かってきた.これらの画像診断が広く普及されるには,検査法や評価法の標準化が必要である.
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© 2012 一般社団法人 日本内科学会
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