日本内科学会雑誌
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II.治療の進歩
2.下垂体性腺系の異常とその治療
峯岸 敬篠崎 博光
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2012 年 101 巻 4 号 p. 985-992

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抄録
視床下部-下垂体-性腺系の異常による性腺機能異常には,性腺自体の障害による原発性と中枢性の続発性に分類される.治療に関しては,ゴナドトロピン製剤又は性ステロイドを使用して治療するので,Kallmann症候群(KS)を例に新しい治療法に言及する.多嚢胞卵巣症候群(polycystic ovary syndrome:PCOS)については,病態が解明されていないため,様々な側面から新しい治療法が試みられているので,本稿では副作用の少ない排卵誘発法を中心に述べる.
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© 2012 一般社団法人 日本内科学会
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