慶應義塾大学呼吸器内科
2013 年 102 巻 2 号 p. 429-432
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ポリミキシンB固定化線維カラムによる直接血液灌流療法(PMX-DHP)は近年グラム陰性菌感染症に伴う重症敗血症に対して有効性が期待される治療法である.今回我々はインフルエンザ罹患後に重症肺炎による急性呼吸不全とこれに伴う敗血性ショックの症例に対して人工呼吸器管理開始とともに早期にPMX-DHPによる治療を施行したところ治療開始後より著明に循環動態が改善し救命し得た症例を経験したのでこれを報告する.
日本内科学会会誌
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