日本内科学会雑誌
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III.診断と治療
6.造血幹細胞移植の適応と成績
垣花 和彦大橋 一輝
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キーワード: 染色体異常, MRD, リスク分類
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2013 年 102 巻 7 号 p. 1728-1736

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抄録
第一寛解期での移植を考える場合,化学療法のみでは治癒する見込みが低い,リスクの高い症例を抽出することが重要である.急性骨髄性白血病においては,これまで言われていた染色体異常に加え,特定の遺伝子異常を組み合わせることでリスクを評価することが一般的となりつつある.一方,急性リンパ性白血病では,遺伝子再構成をPCR法などでモニタリングすることで再発リスクを評価する試みがなされている.
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© 2013 一般社団法人 日本内科学会
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