日本内科学会雑誌
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V.副腎皮質
2.原発性アルドステロン症の適切な診断と治療のために
佐藤 文俊森本 玲岩倉 芳倫小野 美澄松田 謙祢津 昌広尾股 慧工藤 正孝伊藤 貞嘉
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2014 年 103 巻 4 号 p. 886-894

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抄録

原発性アルドステロン症は臓器障害の可能性の高さと頻度の多さからスクリーニングの重要性が提唱され,血漿アルドステロン濃度/血漿レニン活性比を用いて疑う.低カリウム血症を伴う(ARB・ACE阻害薬の内服患者では正常低値も),比較的若年者,血圧コントロール不良,グレードII(160/100 mmHg)以上の高血圧患者等は当然診断対象だが,特に手術で治癒が可能な腺腫病変は早期診断・治療が望まれる.薬物治療ではミネラルコルチコイド受容体拮抗薬を含んだ十分な降圧を行うことが肝要である.

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© 2014 一般社団法人 日本内科学会
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