札幌医科大学遺伝医学
2014 年 103 巻 4 号 p. 932-939
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多発性内分泌腫瘍症(multiple endocrine neoplasia:MEN)は,複数の腫瘍の発生を根拠に診断される横断的な疾患であるため,縦割りの専門分化が進んだ現在の医療が診断の遅れにつながる例が少なくない.本症は遺伝性疾患であり,患者の適切な診断は患者本人の予後の向上のみならず,リスクを有する血縁者の早期発見・早期治療にもつながる.本症の認知度を高めていくことが重要である.
日本内科学会会誌
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