東京医科歯科大学附属病院循環器内科
東京医科歯科大学附属病院血管外科
東京医科歯科大学附属病院病理部
2015 年 104 巻 10 号 p. 2201-2205
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患者は46歳,女性.主訴は腹痛.20歳時にもやもや病と診断.43歳時より食後の腹痛を認め,CTにて腹腔動脈,上腸間膜動脈起始部に閉塞を認め,高安動脈炎疑いで当科紹介となった.画像所見およびステロイド治療が無効であることなどから高安動脈炎は否定的であると考えられ,血管外科にてバイパス手術施行.病理では高安動脈炎や動脈硬化とは異なる所見を認め,もやもや病に腹部血管病変が合併した病態であると診断した.
日本内科学会会誌
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