馬原医院
2017 年 106 巻 11 号 p. 2341-2348
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ダニ媒介性感染症は発生数の少ないものが多く,日常診療のなかで遭遇することは稀な感染症である.本稿では,代表的なダニ媒介性感染症で近年多発している日本紅斑熱(Japanese spotted fever),つつが虫病(Tsutsugamushi disease)について主に述べ,ダニ刺咬患者への初期対応について言及する.ダニとの接触がほとんどないと思われる生活環境であっても,海外も含めて人と物が頻繁に移動することを考慮し,いつでもどこでも起こり得る感染症として,常に新たな認識が必要な疾患である.
日本内科学会会誌
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