順天堂大学臨床検査医学講座
2017 年 106 巻 4 号 p. 682-689
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増加する脂質異常症の診断には,血清脂質を正確に測定する臨床検査の存在が不可欠である.特に,LDL(low density lipoprotein)コレステロール測定における正確性と標準化に関する国内独自の検討もなされてきた.正確な病態評価のためには,リポ蛋白分画や脂質亜分画などの関連検査も重要になる.動脈硬化性疾患の抑制のためには,脂質に関連する臨床検査の意義と注意点を十分に理解して診療することが重要である.
日本内科学会会誌