九州大学病院肝臓膵臓胆道内科 九州大学大学院医学研究院病態制御内科学(第三内科)
九州大学大学院医学研究院病態制御内科学(第三内科)
2018 年 107 巻 1 号 p. 50-56
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
C型肝炎ウイルス(hepatitis C virus:HCV)のライフサイクルと糖質・脂質代謝は密接な関係にあり,C型肝炎に感染した肝では,代謝関連遺伝子の発現も大きく変化している.近年のC型慢性肝炎に対する直接作用型抗ウイルス薬(direct-acting antiviral:DAA)の進歩により,多くの症例でウイルス排除が達成されるようになると,ウイルス排除後には糖質・脂質代謝に大きな変化が見られた.今後,その機序の解明と治療介入の必要性について,多数例での検討が望まれる.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら