日本内科学会雑誌
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III.呼吸機能検査
小川 浩正
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2019 年 108 巻 6 号 p. 1128-1133

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抄録

気管支喘息の生理学的病態は,発作性の気道閉塞,気道変動性,気道可逆性,気道過敏性である.重要な臨床病態の1つである「変動性を持った気道閉塞」は,最大呼気速度の変動により評価することができる.そのための呼吸機能検査がピークフローモニタリングである.ピークフローの日内変動度は,感度が低く,特異度の高い指標であり,喘息の診断及びコントロール評価において,感度・特異度の観点から有用である.

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© 2019 一般社団法人 日本内科学会
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