関西医科大学内科学第一講座呼吸器感染症・アレルギー科
2020 年 109 巻 10 号 p. 2095-2101
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実地医家に受診する咳嗽患者の多くは,発症後1週以内の急性咳嗽で,感染性咳嗽の頻度が高い.しかし,急性咳嗽を診察する際に重要な点は,咳嗽の原因となる非感染性疾患の咳嗽が感染を契機に誘発あるいは顕在化することが多いため,急性咳嗽の診療では,感染症を含めた全ての咳嗽疾患を考慮する必要がある.すなわち,「感染性咳嗽を疑う所見がある=感染性咳嗽」と単純に考えないことである.
日本内科学会会誌
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