長崎大学病院呼吸器内科(第二内科)
2020 年 109 巻 10 号 p. 2102-2108
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一般診療において,「咳嗽」は受診理由として最も多い主訴の1つである.咳嗽の原因はさまざまであるが,感染症では急性咳嗽を呈し,非感染症では遷延性・慢性咳嗽を呈することが多い.しかし,感染症でも慢性経過を呈することや慢性疾患でも急性増悪や初発時に急性咳嗽として受診することもあり,例外も多い.咳嗽の原因は多岐に亘り,悪性疾患や肺結核,新型コロナウイルス感染症等重大な疾患も含まれるため,専門医への紹介を躊躇しないことが重要である.
日本内科学会会誌
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