日本内科学会雑誌
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I.腎生検の適応と実際
乳原 善文
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2020 年 109 巻 5 号 p. 881-885

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抄録

腎生検は,腎臓病患者の有する腎障害の成り立ち及び病態を把握し,今後の治療方針に活かすためのゴールドスタンダードの検査であるが,血管の豊富な腎臓から組織を採取するため,常に出血の危険がある.そこで,腎組織の観察から得られる有益性とその危険性とを常に勘案し,適応を判断し,施行する必要がある.各施設のカンファレンス等も通して,個々の患者毎に慎重に判断されるべきである.

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© 2020 一般社団法人 日本内科学会
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