赤坂クリニック坂元薫うつ治療センター
2021 年 110 巻 12 号 p. 2540-2552
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うつ病患者の多くはまず内科を受診するが,見逃しも多い.うつ病の診断は内科医にとっても必須である.うつ病の診断・治療のポイントを紹介し,精神科医への紹介の要点についても述べた.代表的な不安障害であるパニック障害は,しばしば過換気症候群と診断されるが,パニック障害の長期経過を考慮しない場当たり的対応につながるため注意すべきである.不眠症の診断は意外に難しく,うつ病を見逃さないことが肝要である.今後は出口を見据えた不眠症治療が求められる.
日本内科学会会誌
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