日本内科学会雑誌
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今月の症例
長男の診断を契機に28年越しに診断された家族性地中海熱(FMF)の1例
岩永 光巨亀崎 秀宏黒杉 茜妹尾 純一坂本 大
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2021 年 110 巻 2 号 p. 282-288

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抄録

54歳,女性.26歳時より,3カ月に1回程度の頻度で発作的に腹痛及び発熱を繰り返していた.精査を行うも原因不明であった.長男が家族性地中海熱(familial Mediterranean fever:FMF)の診断を受けたことを契機に,本人も28年越しにFMFと診断されるに至った.治療介入(コルヒチン内服)を行い,QOL(quality of life)は飛躍的に上昇した.本疾患の認知度が上がるにつれて,診断される症例数も増えている.周期的な発熱及び腹痛の鑑別疾患として,FMFを念頭に置くことは重要である.

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