札幌医科大学呼吸器・アレルギー内科学講座
2022 年 111 巻 10 号 p. 2121-2126
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肺炎マイコプラズマは市中肺炎の代表的な起炎菌であるが,細胞壁をもたず,細胞膜成分が宿主免疫応答に関与する.気管支やその周囲の間質に炎症を起こし,多様なHRCT像を呈する.宿主の免疫反応はIL-8などのケモカイン誘導やToll様受容体など自然免疫が大きく関与する.肺炎マイコプラズマと喘息との関連性を示す報告も多く,Th2炎症の免疫機構やサーファクタント分子との相互作用が示されている.
日本内科学会会誌
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