国立国際医療研究センター病院精神科
2023 年 112 巻 12 号 p. 2219-2225
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「対応困難な患者」について考える際には,医師側の要因,患者側の要因,環境・状況要因に分けて整理するとわかりやすい.臨床現場においてはこれらが絡み合うことで対応困難な状況が生じる.患者側の要因に目が向きがちであるが,医師側の要因とくに医師が患者に向ける陰性感情には留意が必要である.この状況にうまく対処するには,診察場面を客観視すべく俯瞰する意識を持つこと,自身の体調を整えておくことを心掛けたい.
日本内科学会会誌
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