静岡赤十字病院脳神経内科/頭痛センター
2023 年 112 巻 8 号 p. 1366-1370
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群発頭痛は,一側性激痛頭痛発作に同側の流涙・結膜充血・鼻漏・鼻閉などの頭部副交感神経系の自律神経症状を伴うことを特徴とする一次性頭痛である.典型例では1~2時間持続する激痛発作が,連日同じ時間帯に1~2回/日,1~2カ月間出現する.頭痛発作が出現する期間を群発期と呼び,群発期では患者の生活は大きく障害される.治療は,ベラパミルとステロイド経口投与による予防療法と,スマトリプタン皮下注か高濃度酸素吸入による急性期療法を併用する.
日本内科学会会誌
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