日本内科学会雑誌
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I. 日常臨床に役立つ水・電解質異常の考え方
4. 低カルシウム血症・高カルシウム血症
中西 昌平深川 雅史
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2006 年 95 巻 5 号 p. 835-839

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抄録
カルシウム (Ca) はイオン化Caが生理的活性を持っており, 狭い範囲で厳密にコントロールされている. この調節機能は副甲状腺ホルモン (PTH), 活性型ビタミンD, カルシトニンといったCa調節ホルモンが, 貯蔵庫としての骨と吸収排泄を行う腎や消化管に作用しながら担っている. Ca濃度を評価するときはアルブミン補正をする必要がある. 疾患は多岐にわたっており, 原因を鑑別してそれに応じた治療が必要である.
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© 2006 一般社団法人 日本内科学会
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