埼玉医科大学呼吸器病センター呼吸器内科
2007 年 96 巻 6 号 p. 1156-1162
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
薬剤性肺障害を疑った時点で原因と考えられる薬剤を中止する.急性肺損傷の病型を呈した場合には,メチルプレドニゾロン500~1,000mg,3日間のパルス療法を行う.間質性肺炎の病型を呈し,被疑薬の中止やパルス療法で病態の改善しない例ではプレドニゾロン換算で0.5~1.0mg/kg/日を投与し,ゆっくりと減量する.気道系疾患,肺血管疾患,胸膜疾患も時に見られるが,治療の基本は被疑薬の中止とそれぞれの臨床病型に応じた治療である.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら