重症冠動脈病変と，閉塞性動脈硬化症を合併したTangier病の1例

今井 龍一郎; 川井 和哉; 窪川 渉一; 関 秀一; 高橋 聡介; 深谷 眞彦; 浜重 直久; 入江 博之; 円山 英昭; 公文 義雄

doi:10.2169/naika.96.1697

今月の症例

重症冠動脈病変と，閉塞性動脈硬化症を合併したTangier病の1例

今井龍一郎, 川井和哉, 窪川渉一, 関秀一, 高橋聡介, 深谷眞彦, 浜重直久, 入江博之, 円山英昭, 公文義雄

著者情報

キーワード: αリポ蛋白, high-density-lipoprotein（HDL）, 虚血性心疾患

ジャーナルフリー

2007 年 96 巻 8 号 p. 1697-1699

DOI https://doi.org/10.2169/naika.96.1697

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抄録

Tangier病は1961年Fredricksonらにより初めて報告された高比重リポ蛋白コレステロール（HDL-C）の欠損と全身の網内系組織にコレステロールエステルの蓄積を主徴とする稀な常染色体劣性遺伝疾患である．本症では低HDLコレステロール（HDL-C）血症があるにも拘らず動脈硬化性疾患の合併が比較的少ないとされてきたが，重症冠動脈病変に加えて閉塞性動脈硬化症（ASO）を合併したTangier病の一例を経験した．

責任著者(Corresponding author)

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