九州大学神経内科
2007 年 96 巻 8 号 p. 1703-1705
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症例は潰瘍性大腸炎で治療中の54歳女性.最近5年間は再燃なく安定していたが,約2週間の経過で体幹を含む両下肢の感覚障害と痙性歩行を来した.髄液所見は正常.脊髄MRIでTh6-7の右後索∼側索にT2延長域を認めた.潰瘍性大腸炎に関連した脊髄炎と診断し,ステロイドパルス療法を施行.症状及び画像所見の改善をみた.潰瘍性大腸炎において脊髄炎を合併することは極めて稀であり,画像的に病変が証明された貴重な一例である.
日本内科学会会誌
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