日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
I.総論
1.検体の採取と結果の解釈の注意点
高木 康
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 97 巻 12 号 p. 2892-2896

詳細
抄録

臨床検査値は,検査時ばかりでなく,検体サンプリング(1)検体採取のタイミング,(2)検体採取時の条件,(3)検体保存,などにより大きく変動する.検査値の些細な変動を観察する特定診断ばかりでなく,日常診療でも診断を左右する場合も少なくない.感染症診断での偽陰性は患者の予後を左右することもある.臨床検査の検査前変動を正しく理解することが,誤診を防ぐ上で重要である.

著者関連情報
© 2008 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top